花粉症の漢方薬についてのご質問☆
【 ご質問 】
花粉症で、鼻づまりと目のかゆみがいつもひどいのですが、
”辛夷清肺湯”” 麦門冬湯””麻黄附子細辛湯””葛根湯カセンシンキュウイ”
”小青竜湯”などがネッ トで検索するとでてくるのですが、
どれがよいのでしょうか?
【 私の返事 】
≪辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)≫
こちらは、花粉症というよりは、蓄膿症や慢性鼻炎など、
化膿性の鼻炎が疑われるときに使います。
ですので、花粉症がきっかけでも、もう水洟ではなく、
黄色い膿の様な鼻汁が出るときに考えますね。
どちらかというと、体力も比較的あるような場合に使います。
≪麦門冬湯(ばくもんどうとう)≫
これは、逆に乾燥性の鼻や喉の症状に使います。
鼻腔がカサカサして、乾いた鼻くそ(?)ができたり、
うっすらとした鼻血が出るような場合ですね。
原因が乾燥性ですので、乾燥性の体質の方や、
中高年やお年寄りに該当者が多いです。
≪麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)≫
こちらは、温める作用が主なので、
冷えると症状がひどくなる、温めると楽になる、
という冷えのある方に合う場合が多いですね。
おもに、冷え症の女性と年配の方に該当者が多いです。
≪葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)≫
こちらは、鼻腔の粘膜が腫れて狭くなり、
鼻づまりを感じる方におすすめです。
(化膿性の辛夷清肺湯とは状態が違います。)
花粉に時期には、だらだら出る水のようなは鼻水の症状の次に
多いパターンですね。
≪小青竜湯(しょうせいりゅうとう)≫
こちらは、花粉症の時期に一番多い透き通ったさらりとした
水のような鼻水が、たらたら出て、ティッシュを鼻の穴に
詰めたくなるようなパターンに使います。
効き目がよくないときは、石膏を足すとよくなる場合もあります。
その他
≪越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)≫
花粉症で、小青竜湯でも抑えきれない、
目のかゆみがひどい時に使います。
という風に、漢方薬はその症状やその方の体質によって、
使うものが違ってきます。
ですので、ご自分の状態をお知らせいただければ、
アドバイスさせていただきますよ。(*^_^*)
○○様の場合、
鼻づまりと目のかゆみにということですので、
まずは、葛根湯加川芎辛夷と越婢加朮湯が第1選択かなと思います。
アート薬局では、葛根湯加川芎辛夷として、
ウチダ和漢薬さんの、“太陽爽鼻湯(たいようそうびとう)”が
効き目がいいと評判です。(*^_^*)
また、ベースには、ルミンA&インターパンチセットをご利用いただくと、
症状も緩和されますし、漢方薬の効き目も良くなりますヨ♪
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詳しくはまた、いつでもご相談くださいませ。
ありがとうございました。<m(__)m>
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