＝＝　乾燥肌*敏感肌*アトピー*アレルギーの関係《★アートハートニュース☆メルマガ版》＝＝
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２００５年１０月号　（Ｎｏ．９）　　　　　https://www.art-kanazawa.com/
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■　　　　１、乾燥肌*敏感肌*アトピー*アレルギーの関係
■　　　　２、１つを良くすると、みんなが良くなる？？？
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こんにちは♪ アート薬局の　管理薬剤師☆智　です！

さてさて！朝夕はかなり涼しくなりましたね。
昔の人は、”暑さ寒さも彼岸まで。”と言われました。
冬の寒さは、春分の日（春のお彼岸）の頃まで、
夏の暑さも、秋分の日（秋のお彼岸）の頃まで、
ホントにその言葉は、あたっているなと思います。

もうあと１週間ほどで、１０月になるわけですが、
そうすると、１月まではあと３ヶ月！(>_<)
当たり前だけど、なんのこっちゃ！？と言われそうですね。
実は、我が中村家には、今年受験生が２人おります。(^_^;)
長男は大学受験、次男は高校受験です・・・。

先日、長男が”センター試験の願書”なるものをもって帰ってまいりまして、
私としては、”エッ、もうそんな時期なの！？”という驚き！
自分ちと関係がない年は、１月半ばのニュースで、センター試験の本番の報道を聞く頃に、
“ふぅん、もうそんなシーズンなのね。受験生は大変ね。” という感じだったのですが、
いざ、自分ちに差し迫ってくると、 “もう、そんな時期なの！？”

自分の頃にはセンター試験なるものはなかったし、
３年前の高校受験の時だと、１２月あたりになると、 “３者面談”とかも入って、
いよいよだな、という感じだったのですが、
大学受験って、っやっぱ、さらに大変そう！　（かな？） と、
何となく緊張する中村です。

まあ、そうは言っても、私が受けるわけではなく、
ご本人さんにがんばっていただくしかないわけですが・・・。
母親の立場としては、ちょっとでも体調が良くなるように、ちょっとでも頭が良くなるように、
がんばってごはんをつくってあげることぐらいしかできないわけで・・・。
（頭が良くなるごはんって、どんなごはんだ！！！！！(^o^;)
・・・それはまた、いずれお話を。

それで、我が家の息子たちは、毎朝リナグリーン２１とあと、

内緒の漢方薬を飲んでいきます。その結果は、春には現れる！！　(☆_★)

・・・・・今回の身内話の前置きはこのあたりにして、

ではいよいよ、本題のはじまりはじまり??　(^o^)丿

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■■　 　 １、乾燥肌*敏感肌*アトピー*アレルギーの関係
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先ほどの”暑さ寒さも彼岸まで。”と言いまして、
これからしばらくは、気候のいいシーズンになるわけですが、
でも、もうまもなく、１０月半ばごろにもなると、
“最近急にお肌が乾燥してきてお顔がパリパリ・・・”とか、
“体がカサカサしてきて、なんかかゆいんですけど、”とか、
“夏場調子の良かったアトピーの子供の肌が急に粉吹き状態になってきて・・・” と、ご来店されます。

秋は漢方的に考えても、”乾燥”のシーズンです。
また、お肌の点から見ても、夏は一番皮脂の分泌が良かったわけですが、
秋になると体表面の毛細血管が、体温を逃さないように収縮するので、
その分皮脂の分泌力が落ちてきて、カサカサになってくる。 (>_<)

大まかに皮膚の構造を説明すると、皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の３つの層と、
汗腺・皮脂腺・毛などの付属器官からなっています。
表皮では自分の皮脂と汗が混ざり合って皮脂膜をつくり、
おまけに皮膚の上には常在菌という善玉菌までいて、それらがうま～く混ざり合って
自前の天然のクリームとして働き、皮膚の乾燥を防いだり、ほこりや細菌などからからだを守ります。

表皮はさらに、角質層・顆粒層・有棘層（ゆうきょくそう）・基底層に分かれています。
一番外側にあたる角質層は、お肌の保護にとってとっても重要なわけですが、
実際には卵の薄皮ぐらいの厚さしかないんですって。
（ゆで卵むく時に、硬いカラの下にある、ペロンとした薄い膜です。）

メルマガでは、図が書けないので、皮膚の構造図については
下記の「万有製薬メルクマニュアル医学百科家庭版　皮膚の構造」　 http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec18/ch201/ch201b.html
を参考にして下さい。

さて、そこで、乾燥肌と敏感肌、アトピーとアレルギーの関係ですが、
上記の中の表皮がもともと薄く、また角質内の水分保持成分であるＮＭＦ（天然保湿因子）や
細胞間脂質が減少しているために真皮の中の水分等も蒸発しやしすくなっている状態が、《　乾燥肌　》

そして、上記のようにお肌の保護能力が衰えているところに、
外から何らかの刺激（ダニホコリや花粉、または合わない化粧品の成分など）を受けると、
赤くなったりかゆくなったり、湿疹が出来たりするのが、《　敏感肌　》

また、体の中の方に目を向けて、何らかのアレルギー体質をもっていて、
ダニホコリや、カビに反応したり、苦手な食べ物がある場合はそれを食べると、
お肌の状態が悪くなったりするのが、《　アトピー肌　》です。

だから、ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、アレルギーの体質を持っていても、
もともとお肌が乾燥肌タイプでなければ、アトピー肌にはまず、なりません。
もちろん、お肌には出ないで、それが鼻の粘膜に出てくると、それはアレルギー性鼻炎や花粉症、
また、耳に出ると滲出性中耳炎、喉の粘膜に出てくると、喘息や慢性気管支炎という症状にはなりますが、少なくとも、お肌には出にくいです。

そういう意味で、アトピー肌タイプの方はスキンケアに注意が必要ですが、
もともとお肌のキメが細かく、色白の方が多いため、
上手くスキンケアや体質改善をして良くなられると、
本当にうらやまし?いきれいなお肌の持ち主に戻られます。(*^_^*)

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■■　　　２、１つを良くすると、みんなが良くなる？？？
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つまり、お肌が乾燥肌状態になってしまうと、さらにそれから敏感肌になってしまったり、
アトピー肌の状態が悪くなったりしやすいので、まずはこれからの季節、
お肌を乾燥させないようにすることが大切です。

＝＝　じゃあ！乾燥しないようにクリームやオイル、ワセリンなどを
ベタベタ塗ればいいの？？　　　　　　　　　＝＝＝

ちょっと待ってください！！ (>_<)

先ほどのお肌の構造のところで、 “表皮では皮脂と汗が混ざり合って皮脂膜をつくり、
これが天然のクリームとして皮膚の乾燥を防ぐ。”とありましたね。
よくある普通の乳液やクリームには、水と油が入っていて、さらにそれを均一な状態にするために、
必ず何らかの”界面活性剤”が入っています。
水とオイルを均一に混ぜ合わせる場合、なにか界面活性剤を入れないと、
時間により分離して、いわゆる”フレンチドレッシング”の状態になってしまいますよね。

また、１本の乳液やクリームを開封して、それを１ヶ月とか２ヶ月とかで使う場合、
今度は何らかの保存料が必要になってきます。
でないと、本当の栄養成分だけで出来ているとすると、開封後、室温の状態で、
１ヶ月も２ヶ月もおいておいて、どうして傷んだり、腐ったりしてこないの？　ということになります。

でも、上記の界面活性剤や保存料（保存料もたいていは界面活性剤の一種です。）は、
先ほどお話した自分の “天然のクリーム”にも作用して、それを壊してしまいます。
また、界面活性剤はオイルを溶かし込む性質があるわけですから、
その自分の角質層の中の細胞間脂質やセラミドまでも奪ってしまう危険が・・・。

だから、クリームや乳液の中に成分として上記のセラミドやＮＭＦ因子が入っていても、
同時に界面活性剤や保存料が入っていたのでは？？？
つまり、乾燥肌だからといって、オイルやクリームをせっせと塗っていても、
それは今度はお肌を余計に乾燥肌にしていっている危険があるのです。
また、人間の機能は何でも”使わないと衰える”ようになっていますから、
クリームやオイル分を外から補えば補うほど、 “自分で皮脂を出す力は衰える。”ということになります。

そうして、お肌の防御機能が衰えると、次に敏感肌になり、また、
体質的にアレルギーがあるとお肌はアトピーになり・・・・・(-_-;)

上記のような理由で、アート薬局では、界面活性剤や保存料、またオイル分をまったく使わない、
また、極力使わないスキンケアをおすすめしています。

結局それが、本当に乾燥肌を改善していく早道だと思いますから。(^_-)-☆

《編集後記》
アート薬局のショッピングカートが新しくなり、商品の写真や説明をたくさん載せられるようにしたら、
今度は今まで使っていたサーバーでは容量が足りなくなってきたので、
実は３～４日前に、サーバーをお引越ししました。
そのため、ここ１週間程度はメールが届きにくかったりするかもしれませんが、
その後落ち着いてくると思いますので、ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

また、ショッピングカートのＵＲＬ（アドレス）もすっきりわかりやすいものになりましたので、
もし、”お気に入り”等にご登録いただいている場合は、
下記の新しいものに差し替えていただけると幸いです。

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では！今日はこのへんで！　　( ^^) _旦~~
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【発行者】アート薬局　管理薬剤師　中村智子
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