No,29 はしかの免疫ありやなしや!?
アートハートニュースメルマガ版 ┃ 石川県金沢市
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2007年6月号 (No,29) https://www.art-kanazawa.com/
■■■ も く じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 1 はしかの免疫はありやなしや!?
■ 2 免疫とアレルギーの親戚関係・・・?!
■ 3 《連載》中村家のアレルギー体験談 第13回
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こんにちは♪
アート薬局の《薬剤師☆智》です (*^_^*)
━━・:*☆…━━━━━━━少しだけ自己紹介━━━
☆アトピッ子の子育て経験のある薬剤師が、
あなたのお肌や健康のお悩みにアドバイスを!
☆得意科目(?)は、無添加、無農薬、自然食品、無添加化粧品など!
☆おばさんは子供のころにちゃんとはしかに・・・。(^_-)-☆
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五月後半からここ1週間あまり、お天気の関係もあって、
お肌や鼻の調子が悪化する方が急増!!
どうもカモガヤをはじめとするイネ科の雑草の花粉がピークに達し
かなりの量が飛びまくっているようです。(>_<)
毎年、5月の連休明けから少しずつ調子悪くなり、
5月後半にはピークに達し、梅雨に入る前にはおさまってくる・・・。
というパターンの方が一定の割合でいらっしゃいます。
スギ花粉とかのように、世間的にはそれほど騒がれないのですが、
意外と影響されているのに気が付いておられない方が多いようです。
また、5月は日によっては風向きの加減か、黄砂もひどいようです。
金沢でもあっちのビルがかすんで見えなくなりそうな日もありました。
でも、イネ科の花粉も黄砂も対処法はスギ花粉といっしょです。
下記のメルマガを参考にしてくださいね。(^_-)-☆
https://www.art-kanazawa.com/news/2006/04/no16.html
また、下記のページには地域別にそれぞれの花粉の時期が表示されていて参考になります。
地域別花粉情報《参天製薬》
http://www.santen.co.jp/al/al_list1.html
では、本題のはじまりはじまり~~ (^o^)丿
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■■ 1 はしかの免疫はありやなしや!?
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新学年早々、東京の大学を中心に大学生をはじめ、若い人たちのはしか(麻疹)が
大流行のきざしを見せています。
もともとは小さい子供さんがかかる病気のイメージだけど、
今年は高校生や大学生など若い世代に広がっているのは、ドウシテ???
40歳以上のおじさん、おばさんたちは小さいころにはしかにかかっている人がほとんど。
また、自分はかかっていないと思っていても、
知らない間に軽くかかったり、また、その後もはしかの人と
接触する機会があって、抗体が強化されるため、
大人になってはしかにかかる方はとても少ないです。
また、30代人たちも、赤ちゃんのときに予防接種を受け、
その後、やはり何度かはしかの流行の折に接触する機会があったために、
抗体が強化されているので、ある程度の抵抗力を持っているようです。
それに比べ、いまの10代から20代の若者は、
赤ちゃんのときに1回予防接種を受けたきり・・・。
おまけのここ20年余りはしかの大きな流行がなかったため、
その後、抗体が強化されることがなく、
抗体が弱いか、なくなっているパターンも少なくないため、
今回の大学などでの大流行となっているようです。
また、うちの長男の頃もそうでしたが、
MMRという三種混合のワクチンに副作用の問題が出た時期もあり、
それで余計にワクチンを受けなかった人もいたようで、
余計に受けない人を増やしてしまった・・・(>_<)
そんなこんなが、今回の大流行の原因となっているようです。
おまけに、はしかは感染力が強いので、
同じ電車に乗り合わせたせただけでも、抗体を持っていなければ移るので、
ゴールデンウィークを機会に東京のみならず、地方にも徐々に拡大・・・。
(ちなみに潜伏期間は10日間程度。)
では、今からベストな対処法は・・・
とにかく、抗体を持っていなさそうな方は、抗体検査をするなり、
早めにワクチンを受けたほうがいいと思います。(^_-)-☆
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■■ 2 免疫とアレルギーの親戚関係・・・?!
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免疫の仕組み《はしかウィルスの場合》
(1)はしかウィルスが入ってくる(はしかにかかる、またはワクチンを打つ)
(2)マクロファージがウィルスを食べてやっつける→外敵の侵入をヘルパーT細胞に連絡する
(3)ヘルパーT細胞がB細胞に抗体生産命令、他のT細胞にウィルス撃退命令をだす
(4)B細胞が抗体を大量に作り、放出する
(5)抗体がウィルスにとりつく(鍵と鍵穴の関係)
(6)キラーT細胞が抗体の取り付いたウィルス、ウィルスに侵されたT細胞を片付ける
(7)記憶T細胞がウィルスを記憶
↓
(8)二度目以降のウィルスの侵入
→すぐに発見して抗体を素早くとりつかせることで発病前に撃退…免疫ができた
===What We Can Do!”免疫”のページより ===
(免疫の仕組みってとても難しく、何回勉強してもこんがらがりそうになるのですが、
上記のページはその免疫をとてもわかりやすく説明されていたので、
引用させていただきました。)
アート薬局のお客様はアレルギー・アトピーでお困りの方がとっても多いのですが、
(というか、大半はそのお客様!?)
実は、この「アレルギー」と、それに対し健康な体を保つために欠かせない「免疫」とは
体内での”しくみ”はまるで同じ・・・ということは、ご存知でしたか?
《体には体の外から侵入してくる異物に対して、その物質を排除するはたらきがあり、
外部から侵入してきた物質(抗原)に、対抗する物質(抗体)を作って体を守ろうとするのだが、
抗体が一定量になったとき、同じ抗原が進入してくると、その抗原が抗体と結びつき、
それまでと違った反応を示すようになる。》
・・・皆様、スギ花粉やハウスダスト、食物アレルギーなどで体験済みですよね。
反応が体にとって都合よく働けばそれは「免疫」です。
例えば上記のはしかやおたふく風邪に2度かからないのは、免疫のおかげです。
でも、対象となるものが違えば、今度は人体にとって困った症状を招き、
さまざまな病気の原因ともなる・・・。
また、その反応を起こす対象をちょっと間違えてしまい、
本来なら攻撃しないはずの自分自身の組織を攻撃してしまうのが、いわゆる
“自己免疫疾患”(リウマチ、クローン病、甲状腺の疾患、膠原病など)です。
花粉や、ハウスダスト、卵などに対して作られるIgE抗体は、
その抗原とのとの接触を何度か繰り返すうちに体内に蓄積されていきます。
この蓄積が一定の水準に達したとき、発病する条件が整った状態になる。
(いわゆる、アレルギーコップにアレルゲンとなる要因がいっぱいになった状態ですね。)
また、IgE抗体はすべての人に同じように作られるわけではなくて、
作られやすい体質が生まれつきある程度遺伝する。
この体質をアレルギー体質といい、IgE 抗体は花粉症の他にもアトピー性皮膚炎、
アレルギー性鼻炎、気管支喘息などになりやすくなっちゃうんですね。(^_^;)
アレルギーコップの話は、過去のメルマガのこちらに。
https://www.art-kanazawa.com/news/2005/02/no2.html
余談ですが、このIgE抗体、もともとは寄生虫に対する抗体だったとも言われ、
闘うべき相手がいなくなってしまったので、働きが少し変化したのではないかと言われています。
それで、寄生虫博士の藤田 紘一郎先生は、
“花粉症を治したかったら、体内にサナダムシを飼おう!”と提唱(?)されて、
実際にご自分では体内で飼育されたりしているそうです。(^_^;)
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■■ 3、中村家のアレルギー体験談 第13回
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ウチには大学生になった長男と高校生になった次男がいます。
二人とも、生後3週間で顏に湿疹が出てきて、
生後3ヶ月には身体に湿疹が出てきました。
その二人の息子のアトピー事情を少しずつお話してみたいと思います。
☆妊娠中の次男。
さて、アレルギーに関してはほとんど無知だった長男の妊娠中とは違い、
今度は、予備知識がありすぎの私!?
妊娠中は卵と乳製品は取りすぎないほうが良いと思い、
完全除去はしませんでしたが、卵料理と生の牛乳は取らず、
なるべく和食を心がけ・・・・。
ただ、やはりどこかに”栄養学”に振り回されている部分があってか、
“卵も牛乳もやめておいて、栄養不足になってはいけないワ”と考えて、
その和食にするときに、ちょっとでも栄養を!と、
玄米ではなかったですが、5分撞き米や胚芽米を食べていました。
また、これは原因はよくわからないのですが、
妊娠中に乳腺炎になり、乳腺専門のクリニックでも、
“授乳中の乳腺炎はよくあるけれど、妊娠中の乳腺炎は
あなたが初めてです。”などと言われてしまいました。(-_-;)
妊娠中なので、強い抗生剤なども使えず、なかなか治らない状態で
そうしたら今度は、結節性紅班というアレルギー性の病気にまでなってしまい、
1週間あまりの入院・・・。
何がいけなかったのでしょうか? 今でも原因はよくワカリマセン。
でも、漢方薬などの知識を持っている今なら、
もっと別の対処法が取れただろうにと、今になれば思います。
(その頃はまだ、西洋医学しかないと思っていました。)
来月へ続く・・・( ^^) _旦~~
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