No,34 薬の中身ってどんだけ~~~???
アートハートニュースメルマガ版 ┃
石川県金沢市
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2007年11月号 (No,34) https://www.art-kanazawa.com/
■■■ も く じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━
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■ 1 薬の中身ってどんだけ~~~???
■ 2 飲み薬もイロイロです。
■ 3 《連載》中村家のアレルギー体験談 第18回
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こんにちは♪
アート薬局の《薬剤師☆智》です (*^_^*)
━━・:*☆…━━━━━━━少しだけ自己紹介━━━
☆アトピッ子の子育て経験のある薬剤師が、
あなたのお肌や健康のお悩みにアドバイスを!
☆得意科目(?)は、無添加、無農薬、自然食品、無添加化粧品など!
☆もちろん主成分が大切ですが、まわりも少し気にします。(^_-)-☆
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急に朝夕冷え込むようになりました。
もちろん、もう11月なので当たり前・・・。
数日前には金沢も冬を思わせるくら~い天気と風と少しの雷が・・・。
秋は・・・、お天気の悪い日はとても雰囲気が暗いです。(-_-;)
これからは、お肌の乾燥注意報のシーズンに突入します。
気温が下がるごとに、どうしても皮脂の分泌量が減り、
さらに暖房が入って、お部屋の空気も乾燥し、
そうすると天然のクリームである皮脂膜が不足がちになり、
そのため、お肌がカサカサしてきて、
カサカサしたお肌はかゆみを感じやすいので、つい手が行ってしまう・・・。
そして掻いてしまうと、表皮の組織が損傷されて、
ガードが甘くなるので、ちょっとした刺激で赤みやかゆみの出やすい
トラブル肌へ直行してしまう。(^_^;)
だから~~~、
カサカサさせないように予防することはとっても!大切ですね!!
ということで、10月中旬からテレビのCMでも、
カサカサかゆかゆ対策の商品をやったりしていますが、
アート薬局で乾燥のシーズンに一番人気なのは、
これです!
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リスブラン 一生青春ミルキー
- - ─ ─ ────────── ★
乳液タイプで体の広い部分にもさあ~っと塗りやすく、
しっとり潤います。
もちろん、敏感肌でも子供さんでも大丈夫!
しっとりさせるとかゆみも治まるため、
“これって、かゆみ止めが入っているの?”と聞かれた事も数回あるぐらいです。
(もちろん、生薬成分は入っているけど、
ジフェンヒドラミンなど抗ヒスタミン剤などは入っておりませんからね!)
カサカサだけではなく、赤みや湿疹も気になる場合には、
こちらが合うう方もいらっしゃいます。
★ ─────────── ─ ─ - -
リスブラン ノンEミルキー
- - ─ ─ ────────── ★
そうそう、手荒れのひどくなる方には
ビューティシャンハンドクリームのシーズンですね。
手荒れについて毎年お悩みの方は、こちらを参考に!
https://www.art-kanazawa.com/news/2005/10/no10.html
では、本題のはじまりはじまり~~ (^o^)丿
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■■ 1 薬の中身ってどんだけ~~~???
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先日お店でお客様とお話していたときのことです。
“この塗り薬の主成分の濃度は0.12%のものなので・・・。”
と説明していたら、
“えっ、じゃあ薬(主成分)以外のものもの入っているんですか?”
ときかと聞かれ、こちらも、”えっ・・・”
(あの~~、当たり前なんですが・・・。)
たとえば、かなりメジャーな塗り薬《リンデロン-Vクリーム0.12%》
主成分の吉草酸ベタメタゾンは全体の0.12%だけ、
つまり、残りの99.88%は主成分とは別のもの。
以下は薬の添付文書より。ただし()内は付け加えました。
成分・含量(1g中)
主成分:吉草酸ベタメタゾン1.2mg
添加物:白色ワセリン・流動パラフィン(軟膏基剤鉱物油),
セタノール(乳化剤),
ポリオキシエチレンステアリルエーテル(乳化剤),
パラオキシ安息香酸ブチル・パラオキシ安息香酸メチル(保存料),
結晶リン酸二水素ナトリウム(等張化剤),
リン酸・水酸化ナトリウム(PH調整剤)
外用剤の場合は、同じ主成分に対して、軟膏・クリーム・ローションタイプなど
湿疹の状態や使用部位などに応じて、まわりが違ってきます。
いわゆる基剤(白色ワセリンや流パラ、プラスチベースなど)と呼ばれるものに、
ごく少量の主成分が含まれ、そこに安定性を良くしたり
保存性をよくしたりするものがさらに添加されます。
一般に、軟膏基剤よりクリーム基剤のほうが、
さらっとしてべたつかないし、塗り広げるときに使い勝手がいいのですが、
内容的に考えると、添加物の多いのはクリーム基剤のほうです。
軟膏基剤のほうが比較的シンプルで添加物も少なめです。
だから、軟膏基剤のほうが皮膚に対する刺激は比較的少ないし、
含まれる水分量も少ないので、長期安定性もいいです。
(つまり、傷みにくい。)
ただし、油っぽくベトついたりして塗り心地はあまりよくありません。
クリーム基剤のものは、製剤する上でどうしても薬品添加物をが多くなるので、
さらっとして使用感などは良いですが、敏感になっているお肌の場合、
トラブルが出てくることもあります。
また、頭皮などに使う外用薬のローションタイプもそうですが、
目薬もまた、それぞれの有効成分はそれぞれ0,1%以下のものが大半で、
ほとんどは滅菌した精製水、
さらに安定性がとても悪いので、使いきりタイプを除き、
しっかり保存料が入っています。
だから、お肌の敏感な方が、目薬を使われる場合、
目の周りにこぼれた薬液に反応して、かぶれる場合もあります。
同じ主成分のお薬に対してどのタイプのものを使うのか、
もちろん、お医者様の指示もあると思いますが、
どうも合わないように感じられる場合は、
そのこともちゃんと報告してご相談されるといいと思います。
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■■ 2 飲み薬もイロイロです。
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さて、のみ薬にもいろいろな添加物が製剤上必要となってきます。
《 賦形剤(ぶけいざい) 》
外用剤と同様、薬そのものだけでは量が非常に少ないため、
まずは、乳糖・白糖などの糖類や、小麦・とうもろこし・馬鈴薯などのデンプン類などで、
かさを増やします。また、顆粒状や錠剤などを形作るためも使われます。
《 保存剤 》
散剤や錠剤など、乾燥したものには少ないですが、
シロップ剤などには、ばい菌が繁殖したりして薬が傷まないように添加します。
パラベンや安息香酸ナトリウム、ソルビン酸などがよく使用されています。
《 矯味剤、香料、甘味料 》
小児用シロップ剤、ドライシロップ剤などには、味を甘くしたり、
イチゴ風味にしたりするために添加されます。
糖類(乳糖、白糖、ブドウ糖)やサッカリン、デキストリン、
また、食品にも使われている香料などが使用されます。
《 着色剤 》
他の薬と区別するためにわかりやすいように使用されます。
いわゆる合成着色剤(黄色~号とかいうもの)がほとんどです。
あまりうれしくはないのですが、かといって、お薬が全部白ばっかり!
になっちゃっても、怖いお薬などで調剤ミスやのみ間違いが増えても困るので、
仕方のないところでしょうか。
もちろん、薬にはいろいろ添加物が入っているから、
“だから、飲まないと!”ということをおすすめしているわけではありません。
お薬は必要だから、処方されている場合がほとんどですし、
また、食事と違い、量的にも少ないものになりますので、
普通はあまり気にされなくてもいいかと思います。
ただ、アレルギー体質や敏感肌の場合、
良くするためにお薬を使っているのに、かえって調子悪くなるような場合、
上記のようなことも、わかっていたほうが有利かと思い、
今回書いてみました。
また昨今、サプリメントを使われる方もとても増えていますが、
サプリメントについても、錠剤やカプセルの形にするとき、
また、ドリンクタイプにするとき、
似たような添加物が使われている場合がほとんどなので、
そのあたりも吟味されたほうがいいかと思います。
健康になるために飲んでいるサプリメントのせいで、
調子を崩していたのでは、本末転倒ですからね!(^_-)-☆
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■■ 3、中村家のアレルギー体験談 第18回
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ウチには大学生になった長男と高校生になった次男がいます。
二人とも、生後3週間で顏に湿疹が出てきて、
生後3ヶ月には身体に湿疹が出てきました。
その二人の息子のアトピー事情を少しずつお話してみたいと思います。
☆次男の生後6ヶ月ごろ。
お米アレルギーが発覚した次男でしたので、
まず、まだ母乳を上げていた私の食事を白米に戻し、
次に、普通ならお粥から始める離乳食を
野菜と稗(ひえ)に・・・。
雑穀としては、粟(あわ)、稗(ひえ)、黍(きび)とありますが、
中ではひえが良く洗って炊くと白くなるので、
色はお米に近く、味的にも一番無難だったようです。
粒はとっても細かいのですが、良く洗って(10回以上)
炊くとえぐみもとれて、それほどまずくはなかったです。
最初からお米の味を知らない次男は普通に離乳食として
食べてました。
そうそう、ちなみに稗を何回も洗うとき、
とっても小さい粒なので、すぐに流れてなくなりそうにになるので、
発明して(?)、紅茶漉しで受けながら洗っていました。
だって、普通のざるだと荒すぎて、全部こぼれていってしまうんですもん。
来月へ続く・・・( ^^) _旦~~
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